36歳の反抗期☆

いい人でいるのはもう辞める。今まで人の顔色を伺ってきたけど、自分のあるがままに生きる。そんな遅い反抗期を綴っていきます⭐️⭐️⭐️

職場での対決その1

紆余曲折を経て、私は看護師になりました。


過酷な勤務形態、超多忙な業務内容、ミスは命に直結する為、常に緊張しており毎日ヘトヘトになっていました。



そんな怒涛のような毎日ですが、私のいい人スキルは健在でした。


中学生から磨きに磨いた伝統芸とも言えるいい人スキルは、もはや達人の域です。


常にニコニコ、怒らず、反論もせず、頼まれごとは何でも聞きます。

自分の意見を通したことは、多分1度もなかったと思います。




その後、結婚出産でそれまで勤めていた大学病院を辞め、子供が2歳になる頃、別の病院に再就職します。


配属されたのは終末期医療の病棟です。


積極的に病気を治療していくものとは異なり、病気とは付き合いながらも苦痛な症状を取り除き、平穏な生活を維持していこうというものです。



スタッフはベテランさんが多く、最初は冷たいと感じる人もいましたが、少しずつ馴染み、なんとか仲良くなり始めました。



しかし、1人の言動が引っかかり出します。


先輩のAさんです。



周りを見下したような態度を取る人で、笑いながら嫌味を連発したり、他人のミスを必要以上に騒ぎ立てたりしました。


そして私が言い返さないせいか、Aさんはだんだん私をターゲットにし出します。


毎日続く嫌みに、揚げ足取り。

私は心底参ってきました。





そんなある日、私の中で怒りが弾けます。




つづく