36歳の反抗期☆

いい人でいるのはもう辞める。今まで人の顔色を伺ってきたけど、自分のあるがままに生きる。そんな遅い反抗期を綴っていきます⭐️⭐️⭐️

職場での対決その3 完結編

つづき



「バカにするのを辞めてください!」



声が震えるのが自分でも分かります。


必死に言い放ちましたが、Aさんは、はあ?という顔でニヤニヤしています。



すごい怒りが湧き上がりました。



私はずっとAさんの態度に傷ついてきた

何回泣いたか分からない

というか今は嫌い

私以外にも傷ついているスタッフはいる


等々、


思いの丈を声が上ずりながら、涙が出そうになりながら伝えます。



すると、最初はニヤニヤしていたAさんでしたが、次第に硬い表情に変わりました。


そして、





「違う!違う!!違う!!!!」






いきなり、Aさんの絶叫のような声が響きます。



そこから、何を言っても


違う!!


落ち着いてください、と言っても


違う違う違う!!!



手がつけられなくなったあたりで、Aさんはそこから走っていってしまいました。



残された私は達成感も満足感も何もなく、ショックさと、後悔と後味の悪さを感じてしばらく呆然と立っていました。



翌日からAさんは、一切接近してはこなくなりました。


わざとシカトをしている、という風でもなく、まるで私が見えていないかのような振る舞いでした。


Aさんの世界から、私は確実に消されたんだなと思いました。



一切干渉しない私達を、まわりのスタッフはわざとペアにならないように、シフトやチームを組んでくれたりしました。


気を遣わせてしまって、本当に申し訳ないと思いながら仕事をしていました。



それから数ヶ月。


Aさんとは最後まで話せないまま、私は仕事を辞めました。